歯の噛み合わせは「食べるとき」だけに悪影響が出ると思われがちですが、実は肩こりや腰痛にも大きく関わっていることがわかってきました。
噛み合わせが悪いと、左右の顎の筋肉や関節にゆがみが生じ、筋肉が凝ってしまうのだそうです。
そして下顎には、鎖骨や肩甲骨などへとつながる筋肉があるため、肩こりにも影響が及んでしまうのだそう。放っておくといずれ肩のラインもゆがんできてしまい、結果的に腰にも負担がくるそうです。
しかし、噛み合わせはどうしても自分ではわかりにくいもの。その場合はいつも肩が片方だけこっていないか、口角の高さやエラの張り具合が左右非対称になっていないかなどをチェックしてみましょう。
噛み合わせを直すだけでも姿勢は良くなり、肩こりや腰痛がよくなることもあります。また、噛み合わせが悪いと、スポーツを頻繁にする人にとっても弊害があり、人体の左右のバランスが悪いことでパフォーマンスが落ちたり、ケガをしやすくなるといったことにもなるのです。
こうしたことからもわかるように、いろいろ調べても肩こり・腰痛の原因がわからない人は、歯医者さんの門を叩いてみるのも一つの方法ではないでしょうか。また、噛み合わせが悪いと歯磨きがしづらいため、虫歯や歯周病の原因になるといわれているので、できれば早急に改善したいところですね。