仕事上でも、友人同士でも、「この人とは長く付き合いたいな」と思う人はいますよね。そんな相手と、長く良好な関係を築くにはどんな方法があるのでしょうか。そのヒントをみていきましょう。
ヒューマンラーニング代表である松本幸夫さんの「いい関係が長~くつづく『交渉』の進め方・考え方:0」(Pan Rolling Inc刊)によると、いい関係を長く続けるコツは、人が「この人はいい人だ」と感じるのはどんなときかを、まずは考えることだといいます。これを追求することで、交渉術もアップするのだとか。交渉というとテクニックばかりのイメージがありますが、実は、土台として第一に人間心理を知ることが大事なんだそうですよ。
また、コミュニケーション・コンサルタントの岩城徹也さんの著書「外資系の交渉術──思いとおりの結果を得る6つのメソッド」(こう書房刊)でも、同じような内容でアドバイスされています。それは、相手の心をつかみ、信頼関係さえあれば、交渉は極めて高い確率で成功するというものです。そして、信頼関係とは、「相手と同じ世界で物事を見て、相手の気持ちに共感し、相手の望ましい『未来の理想的な姿』を一緒に見ることによって得られるのだ」といいます。
付き合いと交渉での違いはありますが、どちらも相手を知って信頼関係を築くことが「いい関係を長く続ける」ことにもなりますから、ぜひこれらをヒントにして取り組んでみましょう。