「真の笑いの頂点を決する」と謳うには、バランスを欠いているのでは?
4月20日よりAmazonプライム・ビデオで配信されるバラエティ番組「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」シーズン5のメンバーが発表された。
10人のお笑いスペシャリストが一堂に会し、制限時間の6時間を笑わずに耐え凌いだ最後の1人へ賞金1100万円が贈呈されるという同企画。シーズン5となる今回の出演者には、ジミー大西、千原ジュニア、ケンドーコバヤシ、陣内智則、たむらけんじ、ハリウッドザコシショウ、高橋茂雄(サバンナ)、秋山竜次、狩野英孝、山内健司(かまいたち)といった面々が名を連ねた。
だが、集められた10人のうち、狩野英孝とハリウッドザコシショウを除く8名が吉本所属であり、ネット上でも「また吉本の身内芸を見なきゃならんのか」「本当にNo.1を決めるなら吉本興業以外からも呼べよ」「全く公平性に欠く。平等に全社から選ぶべき」「吉本芸人の身内ネタ飽きた。芸人は吉本だけじゃない」といった人選への不満が飛び交っているようだ。
「主催者が松本人志であり、製作陣にも吉本興業幹部が名を連ねている以上、所属の芸人が優先してキャスティングされるのは致し方ないところでしょう。またシーズン2では数少ない“吉本以外”の枠で出演したバイきんぐ小峠英二があっさりと優勝。1100万円をかっさらっていただけに、同社も可能な限りは吉本芸人に花を持たせたい考えなのかも知れません」(テレビ誌ライター)
今回、千原ジュニア、陣内、たむら、高橋、ザコシショウ、狩野、山内と7人の芸人が初参戦となる。
「ネットでは、特に千原ジュニアへの拒否反応が強いんです。“松本人志の側近”というイメージが着いていて、これまで『人志松本のすべらない話』でも、松本人志とのエピソードばかり話すといった点を指摘され“ジュニアが面白いのではない”と言われがち。そのあたりも“身内固め”という声が上がる要因でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
千原ジュニアには、優勝して汚名を返上してもらいたいものだが、優勝したらしたでまた“身内びいき”の声が上がってしまうかもしれない…。
(木村慎吾/写真:パシャ)