仮想通貨を芸人に広めたとして知られる、“たむけん”ことお笑い芸人のたむらけんじ。しかし今年1月、取引所大手「コインチェック」の不正アクセス事件などの影響を受けて相場は下落し、いまだに低迷中だ。
仮想通貨でたむらはどれほど損害を被ったのか。2018年2月18日放送のバラエティ番組「EXD44」(テレビ朝日系)に出演した彼は複数の通貨に投資し、ある銘柄では350万円投資して3500万円まで含み益が増えたことを告白。しかし相場の下落により、仮想通貨資産は約3分の1まで目減りしたという。
だが、仮想通貨でいくら損をしようが、あまり影響がないと週刊誌記者は話す。
「たむらは芸能活動の傍ら、『炭火焼肉たむら』などさまざま副業を展開しています。08年2月14日放送のバラエティ番組『むちゃぶり』(TBS系)に出演したたむらは、焼肉店経営での年商が6億円だと公表しています。焼肉店は全国チェーン展開しており、もはやお笑い芸人というより実業家ですね」
肝心の味はどうなのか? それは、3月21日放送の「たまむすび」(TBSラジオ)に、漫才コンビ「博多華丸・大吉」の大吉が出演したときのやり取りにうかがえる。芸人仲間と焼肉に行ったという大吉は、たむらの肉の焼き方を絶賛。たむら以外が焼いた肉はそうでもなかったらしいが、たむらが焼いたものは「これまで食べた焼肉のなかで1位くらい(美味しい)」と大絶賛していたのだ。
「焼き方がうまいということは、肉の見立てにも精通し研究している証拠。当然、たむらの焼肉店の味も推して知るべしです」(グルメ誌記者)
最近では「炭火焼肉たむら」蒲生本店(大阪市)で、先着1名のみ会員権を発行。200万円もするが、1年間に渡って毎日1回、2人まで食べ飲み放題だという。
「実際に申し込む人がいるかどうかはわかりませんが、話題作りにはなります。これで一般からの注目度が高まれば、いい宣伝効果ですね」(前出・週刊誌記者)
さすが、実業家!
(石田英明)