女性の活躍が推進される中、もはや「女性だから」とは言っていられない状況になってきました。そんなときにまず身につけたいのは「自信」ですよね。自信があれば行動にもつながり、結果もついてきます。でも、なかなか自信を持てない!という女性も多いのでは? そこで、女性が自信を持てない理由を探ってみると、実は、“意外な理由”があったのです。それは、「たとえ結果が出なくともやることに意義がある」という考え方。これはいったいどういうことなのでしょうか。
メンタルトレーナーである森川陽太郎さんの著書「絶対的な自信をつくる方法:『OKライン』で、弱い自分のまま強くなる」(ダイヤモンド社刊)によると、自信のない人は「手段」にプライドを持つものの、自信がある人は「結果」に直結するプライドを持っているのだそう。
手段に対するプライドとは、「自分らしさを大事にする」「やり方にこだわりたい」という過程へのこだわりで、「自分がやってきたことは正しい」と証明することなんだとか。ですが、これは「結果が出なかった」ときの言い訳に過ぎず、結局は結果から目を背けることにもなり、「本質的な自信を持つことにはつながらなくなってしまう」と、森川さんはいいます。
一方で、最善の結果を出すことに一番の重きを置くという人は、プロセス・やり方にはこだわらず、結果のみにプライドを持っているため、本質的な自信につながるのだそうです。
「結果よりもプロセスが大事」とはよく聞く言葉です。それはそれで大事ですが、そこに重きを置き過ぎると、結果に対する“逃げ”の言い訳になってしまう危険性もあるということですね。自信が持てないとお悩みなら、一度、自分の思考を整理してみるのもよさそうです。