山口達也、小山慶一郎、加藤シゲアキ、手越祐也とお酒に関する事件が続くジャニーズ事務所。それを受けて所属タレントが全員参加のコンプライアンス講習を受けていると、6月20日の日刊スポーツが報じている。
報道によると5月中旬と6月中頃の2回、事務所で講習会が開かれ、それぞれ20から30人のタレントが参加したという。若手に限らず、TOKIOなどベテランも出席。来月も開かれ、最終的にはジャニーズ事務所所属の全タレントが受講する予定。
気になるのは講習の内容だが、タレントとしての自覚を促すのに始まり、スマホのセキュリティー管理、法律についても学ぶという。
「この講習会によってジャニーズの“本気の改革”を示すことになりました。ですが、スポーツ界からは『これまで(講習会を)やっていなかったなんて信じられない』という声が出ています。プロスポーツの世界では当たり前ですからね」(週刊誌記者)
プロ野球であれば毎年新人選手を集めて「NPB新人選手研修会」が行われている。大相撲は「相撲教習所」にて相撲の実技に加えて一般常識をみっちりと叩き込まれる。Jリーグは毎年、新人選手を対象に3日間にわたって「Jリーグ新人研修」が行われている。どれも薬物に関する知識や、暴力団への対応などを学ぶ。
「新人選手は10代後半から20代前半。社会のことを知らないわけですから、研修で正しい知識を身につけさせようということです。スポーツ界のためだけではなく、むしろ選手を守るために実施している。ジャニーズがそれをやっていなかったということは、タレントを守る意識がないと言われてもしかたありません」(スポーツ紙記者)
事件が続発してからあわてて講習会を開催するとは泥縄だとの声もある。そんな批判をジャニーズは打ち消すことができるだろうか。