7月1日に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)のVTRで被害者の名前がミス表示される手違いが生じ、波紋を広げている。
6月26日に富山県富山市久方町で交番の警察官と小学校の警備員が、元自衛官によって殺害された事件を報じた同番組は、被害者の顔写真を映した際に加害者の名前である「島津慧大」とのテロップを被せて誤表示してしまい、その後に進行の山本里菜アナウンサーが「ここで訂正です。島津慧大容疑者の名前が今回の被害者の方の写真に表示されてしまいました。訂正し、お詫び申し上げます。関係者の方、ご遺族の方、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
「よりによって被害者の写真に加害者の名前を誤表示するというにわかには信じ難い誤ちを犯してしまった同番組に対しては、ネット上でも『絶対あってはならないミス』『とんでもないミスだと思う』『謝れば済む問題ではない』『政治家のどうでもいい失言は連日叩くのに、自分たちの重大なミスは一言謝ってお終いなんですね』と立て続けにクレームが寄せられました。こういったミスがあった場合、進行アナウンサーが謝罪するのは一般的ですが、それに対しても『こんな酷い間違いして、謝罪の言葉それだけかよー』『ディレクターや責任者が謝るべき』『誠意がない』など、さらっとしたお詫び・訂正にも多くの視聴者が怒りを噴出させたようです」(テレビ誌ライター)
中には、番組の挑戦的なイメージからか「相変わらず炎上商法の番組」「サンジャポなら故意でしょ」「もうワザとだと思ってしまう」との声まで上がる始末。
時事問題を扱う番組として、信頼回復に努める必要がありそうだ。
(木村慎吾)