暑い季節はご飯やパンよりも、さっぱりいただける「そうめん」や「ひやむぎ」などが恋しくなりますよね。ところで、このそうめんとひやむき、どう違うのかご存知ですか?
違いはずばり、“麺の太さ”にあります。全国乾麺協同組合連合会によると、そうめんとひやむぎは乾めん類JAS規格(任意法)・乾めん類品質表示基準(強制法)で、定義が定められているのだとか。ひやむぎは、長径1.3mm以上1.7mm未満、そうめんは長径1.3mm未満という規定があります。つまり1.3mmを境に名称が変わるというわけですね。
麺の太さによっては食感や味わいが変わってくるので、どちらを選ぶかの判断基準になります。より細いのがそうめんと覚えておきましょう。ただし、手延べの場合、そうめんもひやむぎも長径1.7mm未満なのだそう。
ちなみに、そうめんとひやむぎでは、味も違うのだとか。味覚研究家の味博士の実験によると、甘味はそうめんよりひやむぎのほうが上になんだそうですよ。食べ方として一般的なめんつゆでいただく他にも、オリーブオイルに塩、麺そのものの味を楽しむためにレモンなどで味付けてシンプルにいただく方法も。沖縄ではチャンプルー(さまざまな具材と炒めたもの)にしていただくのがポピュラーですよね。
この夏、「そうめん」と「ひやむぎ」を食べ比べてみるのもよいかもしれませんね。