土屋太鳳の「チアダンやろっさ!」のフレーズが、すっかりおなじみになったドラマ「チア☆ダン」(TBS系)。7月27日に放送された第3話では、8人揃わないと活動禁止という危機を乗り越え、見事部員を揃えた西高チアダンス部ROCKETSが、いよいよチアダンス福井大会のステージに立った。
「大会に向けて練習開始という時に、土屋演じるわかばが夏休みの補習に追われたり、ほかの部員も塾や自宅の店の手伝いなどでなかなか全員が揃わず、心がバラバラになりかけるなど、産声を上げたばかりのROCKETSの苦難が描かれ、ハラハラとする内容でした」(テレビ誌記者)
こうして本番を迎えた福井大会で、彼女たちが目の当たりにしたのはROCKETSが目標とする中央高校チアダンス部JETSの完璧なパフォーマンス。緊張の中、気を取り直してROCKETSのメンバーは舞台に立ったものの、立ち位置を間違えたり、リズムが崩れぶつかったり、ステージの上で派手に転んだりと内容はボロボロ。失敗する度に観客席から笑い声が起こるという惨憺たるものだった。
そしてメンバーたちは涙を流して悔しがる……という展開なのだが、ネット上ではあまりにも“大袈裟すぎる”という声が噴出している。
ツイッターでは〈大会での失敗ぶりが下手過ぎて笑った、もうちょっと上手く失敗してほしい〉〈チアやってないからわかんないけどチアダンのミスの仕方さすがにわざとらしすぎない?〉〈チアダン見てたが、あそこまでコントみたいなのは実際にあるのかな?〉といった書き込みが殺到。中には〈チアダン ドリフがチアダンス踊ってみたコント〉と、昭和を代表するお笑い界のレジェンド“ザ・ドリフターズ”になぞらえる意見まで出る始末。
「確かに突っ込みどころが満載ですが、派手にやったからこそ話題にもなりました。8月3日次回放送の第4話では、ROCKETSに商店街のお祭りへの出演依頼が入る設定ですが、また恥をかかないか大いに見ものですね」(放送作家)
第3話で6.6%と視聴率を落としている「チア☆ダン」だが、彼女たちの奮闘ぶりには大いに注目だ。
(窪田史朗)