もうすぐお盆ですね。この期間に合わせて休みを取り、海外旅行や野外フェス、花火大会など、遊びの予定がいっぱい!なんて人も多いのではないでしょうか。でも、そもそもお盆は、ご先祖様の供養をする期間。今一度、お盆というものを復習しておくのもいいかもしれません。
普通、この時期は帰省し、お墓参りをしたりお墓の掃除をしたりします。また、年に1回、ご先祖さまが自宅に帰ってくる期間ともいわれているので、迎え火を焚いてご先祖様をお迎えし、送り火を焚いてお送りするのが、昔からのお盆の習わしです。他にも、精霊棚や盆棚、盆提灯などを飾ったりすることも。盆棚には、茄子を牛、きゅうりを馬に見立てた精霊馬を飾ります。
お墓参りは、基本的には午前中に済ませます。服装は平服で、とくにかしこまる必要はありませんが、初盆や三回忌までは喪服でという地方もあるようです。お花、ろうそく、線香、食べ物をお供えしますが、これもまた、地域や宗派によっても違います。
お供え物や帰省先への手土産は、羊羹やゼリー、焼き菓子のように、日持ちがするものを。故人が好きだった食べ物でもよいでしょう。いずれにしてもこの時期は、御先祖様への感謝と供養の気持ちを大切にしたいものですね。