倖田來未「ママかっこいい」を目指すも未だ阻む“10年前の失言”

 8月22日に新アルバム「DNA」の発売を控える歌手の倖田來未が、「スポーツ報知」のインタビューに応じ、“かっこいい母親”を目指す姿勢や意気込みなどが18日配信のニュースにて報じられている。

 2000年にデビューし、ゲームソフト「ファイナルファンタジー X-2」のテーマ曲や映画「キューティーハニー」主題歌などのヒットにより一気に知名度を上げた倖田は、肌見せの多い艶やかな衣装や楽曲で人気を集め、日本レコード大賞や紅白歌合戦への出場なども達成。10~20代の女性のカリスマ的な存在へとのし上がっていった。

 人気絶頂だった当時を「“倖田來未”(としてのイメージ)を追いかけるのに精一杯だった」と振り返った倖田も、今や35歳で6歳の子供を育てる母親だ。「エロかっこいいからママかっこいいへ」などと銘打たれた同記事内では、家事に奮闘している日々や、“かっこいいママ”を目指すというブレない野望、そしてラジオでの不適切発言についても回想している。

「彼女が振り返るラジオでの失態とは、2008年に『倖田來未のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にて倖田が発した『35歳をまわるとお母さんの羊水が腐る』という発言です。倖田はこの失言をボキャブラリーと知恵の無さが原因と猛省し、“毎日ずっと家で泣き通しだった”とも明かしています。現在、自身もその35歳となり、改めて悪意が無かったことなどを主張していますが、ネット上では『子供が欲しくて、出来なくて、年齢も高くなって、悩んだり、悲しんだりしてる人にはキツイ言葉だから、反省していますや、語彙力が足りなかったでは追いつかない』『作詞もする人が言葉の重みを理解してないってこと』『羊水腐る発言は一生許されない事だと思う』との声が次々に寄せられているのが現状です」(テレビ誌ライター)

“ママかっこいい”とのイメージ定着に向けた意気込みなどが語られたものの、肝心のママもしくはママになろうとしている女性を敵に回してしまったあの失言は、今もなお世間の記憶からは完全には消えていないようだ。

 2年後の2020年にデビュー20周年を迎え、「自分の中でカウントダウンが始まっている」とし、自分を構成するルーツについても再考したという倖田。記念すべき20周年に向け、かつての失態を完全に払拭することはできるだろうか。今後の活躍に期待したい。

(木村慎吾)

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