ジュリーといえば、偏屈でマイペース。だが、今回ばかりはそんなジコチューな言い分は通用しないかもしれない。
歌手の沢田研二が10月17日のさいたまスーパーアリーナ公演を当日に急きょドタキャンして猛批判を浴びている。会場には「契約上の理由」と書いた手書きの用紙が貼られ、すでに会場に詰め掛けていた多くのファンをがく然とさせたのだ。災害や体調不良以外の理由で、当日ドタキャンとなるのは前代未聞かもしれない。
「ドタキャンのニュースがネットにアップされると、一斉に猛批判。これにはさすがに沢田サイドも焦ったのでしょう。翌18日に公式HPで『お客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした』とファンへ謝罪。しかし、ハッキリした理由は明かされないままでした」(女性誌ライター)
その謝罪文を伝えるニュースのコメント欄も、ほぼ100%批判で埋めつくされているが、詳しいファンからは過去のドタキャン事件まで明かされ、火に油が注がれる形に。
「04年の10月19日、茨城県水戸市の県民文化センターでチケットが半分以上さばけていないことに沢田側が激怒し、開催直前にドタキャンされました。このときは沢田の公演を初めて手掛けた企画制作会社が『会場を一杯にします』という約束を実現できなかったことで怒りを買ったと言われていますが、主催者が変わったり、会場側がアーティストを呼んだ際にはよく起こること。東京では満杯にできるグループが地方に行ったら、ガラガラだったということは珍しくありません。確かにアーティスト側はガッカリでしょうが、それでもドタキャンすることはない。今回は契約上の理由ということですが、それが当日に発覚するのも異常。沢田のファンからは、さいたまスーパーアリーナのチケットの売れ行きが悪かったのでは?という諦めに似た意見も出ていますね」(エンタメ誌ライター)
遠方から交通費や宿泊代をかけてきたファンもいるという今回、「何様?」「いつまで大スター気取りなのか」「ジュリーはファンをなめてるって聞いたことがあります」「少しでも前にわかったら交通費だけでも損しないファンがいるのに酷い」など、沢田への批判は止まず。
とにかく理由をきちんと説明しないままでは、何を言われても本人は「勝手にしやがれ」と耐えるしかないのかも?
(飯野さつき)