八重歯はトレードマークやチャームポイントといわれてきましたが、近年ではそうした認識が変化しているようです。というのも、世界的にみると八重歯は悪い歯並びであり、矯正治療の対象になっているからだそうです。
国際弁護士である石角完爾さんの著書「だから損する日本人:ユダヤ人国際弁護士が斬る!」(CCCメディアハウス刊)によると、海外で八重歯はドラキュラのイメージと重ねられているため、醜いと評価するのだとか。しかも、その歯並びを矯正しないと、「あの人は歯並びを治すお金もないのか」と、貧しい印象を与えてしまうのだそうですよ。
また、秘書育成コンサルタントの永田美保子さんの著書「年収10倍アップの時間術」(クロスメディアパブリッシング刊)によると、とくに欧米では歯並びの美しさがその人の生活レベルやステータスを示すものとして考えられていることから、欧米人は時間もお金もかけてメンテナンスをしているのだそうです。
八重歯の治療といえば、ワイヤー矯正やマウスピース矯正の他、セラミック矯正という補綴(ほてつ)矯正もあり、矯正の選択の幅が広くなっているようです。八重歯がある場合、世界で活躍するしないに関わらず、一度歯並びについて考えてみたほうがよいのかもしれませんね。