休業中だった女優・後藤久美子が、山田洋次監督がメガホンを取る映画「男はつらいよ」の新作で女優復帰することが明らかになり、大きな話題を呼んでいる。
「来年は第1作が公開されて50周年。その記念すべき年に50作目を公開したいという山田監督の思いもあり、監督自身がスイス・ジュネーヴに住む後藤に手紙を書き、出演が決まりました。後藤と“寅さん”とは関係が深く、後藤は15歳の時、映画『男はつらいよ ぼくの伯父さん』で史上最年少のマドンナを演じ、それ以降も1995年に寅さん役を演じた渥美清の遺作となる『男はつらいよ 寅次郎紅の花』までに、5作品連続して出演しています」(映画誌ライター)
信頼を寄せる山田洋次作品で復帰を決めた後藤。記念すべき今作では、かつて恋仲で小説家になった寅さんの甥っ子・満男(吉岡秀隆)とサイン会で再会するというストーリー。見どころ満点、早くも話題沸騰のようだ。しかし、これまで23年間、子育てなどを理由に映画やドラマへの出演を断ってきた後藤がなぜ、このタイミングで復帰を決意したのか。
「昨年9月、長女のエレナが雑誌でモデルデビュー。さらにパリの社交界でもデビューを飾り、7月にはバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でテレビ初出演を果たしましたが、ツイッターでは『めっちゃ綺麗~』という声がある一方で『綺麗だけど老けすぎだろ』『えっ?22歳なの、40代くらいに見える』といった声が上がり、反応はイマイチ。業を煮やした後藤は、8月にバラエティ番組『梅沢富美男のスバッと聞きます!SP』(フジテレビ系)で親子共演してみせるなど、売り込みに躍起になっているようです」(女性誌記者)
こうした“後藤の芸能界復帰”を陰で一番喜んでいるのが、所属事務所だという。
「後藤が所属するオスカープロモーションは、上戸彩、武井咲の結婚出産、そして剛力彩芽の熱愛による失速と、今や“米倉涼子頼み”。しかし、その米倉も舞台とダンスに夢中でドラマは年にワンクール。こうした苦境を乗り越える切り札が後藤というわけです。元祖“国民的美少女”の復活こそ20年来、待ちに待った事務所の悲願だったのではないでしょうか」(スポーツ紙デスク)
30年ぶりの“ゴクミ”ブームが再燃するか!?
(窪田史朗)