この告知には「まさか!」の声がファンの間でこだましているとか。
ライブのチケットがどれもプラチナ化、抽選でもなかなか当たらない米津玄師が12月18日に幕張メッセで行われる、カナダのR&Bシンガー、The Weekndの初来日公演にゲスト出演することが突如発表された。
これで一気にThe Weekndの名前がネットのトレンドワード入りし、様々なコメントが投稿されているものの、大半が「?」といった感じなのだとか。
「The Weekndは2013年にメジャーデビューしてから『キャント・フィール・マイ・フェイス』など、ヒットを飛ばしまくっている男性人気アーティストです。今年もケンドリック・ラマーと共演した映画『ブラック・パンサー』の挿入歌がヒットしたばかり。ですが、ダークな曲調でルックス的にもアジア人の好きなアイドル的要素は皆無ですから、曲は聴いたことがあってもライブまでは……という人が多いようです。ところが、初来日がいきなり幕張メッセ。あそこは交通の便も悪く、地方からもアクセスが悪い。ロックフェスのようなイベントならともかく、並みのアーティストでは満杯にできません。ぶっちゃけ、チケットが思いのほか売れていなかったのでしょう。だから、泣く子も黙る米津玄師を担ぎ出したと見るのが妥当です」(エンタメ誌ライター)
ふつうなら「そこまでして?」と思うかもしれない。実はこんな話もあるのだとか。
「The Weekndのアジアツアーの一環だった12月7日のマニラ公演が突如キャンセルされました。8月からチケット発売されていたということですから、これも売れていなかったのでしょう。表向きはプロダクション側の問題となっていますが、似たような話が最近日本でもありましたね。沢田研二のさいたまスーパーアリーナ公演で。つまり『客が少ないならやらない』というやつです。ですから、今回の幕張メッセにも同じようなプレッシャーがかかっていたと予想して、失笑する音楽ファンが多いですね」(前出・エンタメ誌ライター)
とはいえ、米津とはファン層もかなり違うはず。そのためネット上でも「そういうのはやめて!」「そんな暇があるなら紅白に出てほしい」「最前列が米津ファンばかりだったら笑う」と、カナダの国民的アーティストは散々な言われようだ。いっそのこと“米津玄師ライブのゲストがThe Weeknd”のほうがチケットも名前ももっと売れたかも?
(塚田ちひろ)