お歳暮は一般的に、12月中旬くらいまでに送るべきとされています。とくに12月13日は、正月事始めの日。この日を境に、できるだけ20日頃までに送り終えるのがいいそうです。
そんなお歳暮、正直にいえば、「本気でうれしい!」と思うものと、「気持ちはうれしいものの、これはちょっと…」と思うものがありませんか? その違い、いったいどこにあるのでしょうか。
マイボイスコムが実施した2017年のお歳暮に関するアンケート調査によると、贈ったものの中では「ビール類」「お菓子・デザート・アイス類」「加工肉」「魚介類、水産加工品」が上位だったそう。ビールやお菓子、ハムなどは、もはやお歳暮の定番のようですね。
一方、SUUMOなんでもランキングによると、「家に届いて収納に困ったお歳暮は?」の問いでは、第1位が「お酒」、第2位が「寝具」、同率第2位が「石鹸・ボディソープなどのバス用品」、第4位が「和洋菓子」となっていました。確かに、お酒を飲めなかったり好みのお酒ではなかったりすると、扱いに困ってしまいます。あるいは定番商品なので、あまりにも大量に届くのかもしれませんね。
第9代昭和女子大学学長である坂東眞理子さんの著書「女性の品格:装いから生き方まで」(PHP研究所刊)によると、農家から届く野菜、果物、ひいきのお店の上等な梅干し、味噌、醤油、漬物などが、贈り主のていねいな生活ぶりがしのばれる、相手に喜ばれるいい贈り物なんだとか。ちなみに、お米でもいいそうですよ。
調査結果や専門家の話を総合すると、喜ばれるお歳暮のポイントは、どうやら「日常の必需品」で「消耗品」であることが想像されます。ここで紹介したことを参考に、今年はぜひ“喜ばれる”お歳暮を!