12月20日放送の「ごごナマ」(NHK)にゲスト出演した俳優の柄本佑。直前に放送されていた妻の安藤サクラが主演する連続テレビ小説「まんぷく」の昼の再放送を番組MC陣の船越英一郎や美保純らと視聴していたそうで「いつも家で1人で見てるのでそんなことないんですが、こうやってみんなで見るとちょっと恥ずかしいです」と番組冒頭にコメント。ほっこりした“昼ドラ受け”となった。
大好きな家事は「無心になれるから」という理由で皿洗いと洗濯物をたたむことを挙げ、安藤が朝ドラ収録のために娘とともに大阪に住み始めた5月頃から1日1食生活をしていることなど私生活をフランクに語った。
しかし視聴者を驚かせたのが「生意気でクソガキだった」過去だ。
「なんと柄本は小学4、5年生の時にフェデリコ・フェリーニ監督の映画『道』の感想文を書き、そこには『僕はこの映画の中で1つだけわからないことがある。それは、あれだけ邪険にしていたジェルソミーナのことを思ってザンパノは最後に泣くのか』と書いてあるのだとか。柄本は自分が書いたその感想文を読み返し、当時の自分をクソガキ、生意気などと表現していましたが、率直で子どもらしくありながらも末恐ろしさを秘めた感想に、ネット上では『柄本兄、小学生でフェリーニを理解していたとは。俺、37歳だけどいまだによくわからんよ』『逆にザンパノの涙の意味がわからないことにホッとした』『小学生でその感受性ってすごすぎる』といった声が続出したようです」(映画誌ライター)
柄本の役者としての実力は親譲りであるだけでなく、幼くして叩き込んだ名作の記憶が大きな力になっているのかもしれない。