「黒木瞳のあれが気になってドラマに集中できない」
そんな声が12月24日放送のドラマ「犬神家の一族」(フジテレビ系)に出演した女優の黒木瞳に対して上がっている。同ドラマは横溝正史の同名小説を実写化したもので、1976年に公開された映画は大ヒットを記録。これまでに何度も映画やドラマ化されてきた。
今作も放送前から期待は高く、NEWSのメンバーである加藤シゲアキが主役の金田一耕助を演じるということもあり、注目を集めていた。だが、放送されるとカトシゲより黒木瞳の別のものに注目が集まってしまった。それは黒木のピアス穴だ。
犬神家の一族の舞台は終戦間もなくの昭和20年代前半、現在の長野にあたる信州の町。黒木が演じたのは、一代で巨万の富を得た犬神佐兵衛の長女・犬神松子。そんな人物がピアスの穴を開けているというのは不自然だというのだ。
「黒木がアップになると、両耳の耳たぶの下部にピアスの穴がはっきりと見えました。ピアスそのものは明治時代に日本に入ってきていたそうですが、物資がない終戦直後の信州でピアスを着ける設定は考えにくい。時代劇の侍が腕時計をしているような不自然さです。メイクで隠すことはできたはずで、なぜそうしなかったのか不思議です」(テレビ誌ライター)
あまりに堂々とピアス穴をさらしていたため、視聴者からは「物語上、ピアス穴に意味があるのかと思った」「犬神松子が、夜になるとピアスをして遊び歩いているという設定があるのかと勘違いさせられた」という声も上がっている。
「結局、ほぼすべてのシーンでピアスの穴が見られました。黒木が演じた松子は物語の鍵を握る重要な役で、後半には主役級の扱いになります。そんな大事なシーンでもピアス穴が見えたため、興ざめした視聴者も多かったようです」(前出・テレビ誌ライター)
加藤シゲアキ主演の犬神家の一族は平均視聴率11%を獲得。結果がよかったことがせめてもの救いか。