今月上旬、一部週刊誌の報道で歌手の松田聖子の“9万円”ジャズライブが物議を醸したが、いやはや、その金額を上回るイベントが日本テレビ出身のフリーアナウンサー・上田まりえによって予定されていた。
順を追って説明しよう。上田は12月17日のブログで「ドゥ・ストレート」という会社を2018年2月1日に設立したことを報告。上田によると、同社はアスリートのマネジメントなどスポーツ関連事業を手がけるという。19日には、第1号となるマネジメント選手を発表。野球の独立リーグ・ルートインBCリーグでプレーしていた安河内駿介選手だ。
「安河内は、24歳の速球投手。18年のプロ野球ドラフト会議でも注目された逸材ですが、指名もれ。一度は引退を決意しましたが、米メジャーリーグに挑戦することを表明。そんな安河内と出会った上田は、彼のマネジメントをすることを決意しました。現在、安河内は19年2月に行われるショーケーストライアウト(入団テスト)を目指しています」(スポーツライター)
社名のように上田の行動もまっすぐで早かった。26日のブログで、安河内選手の紹介と応援を兼ねたウェブサイトを立ち上げ、そこでクラウドファンディングによる活動資金を募集していることを報告。
「サイトを見ると、トレーニング代やトライアウトへの参加費、渡航費などで120万円ほど必要だそうです。27日現在、約15万円集まっていました。支援金に応じてお礼状やクリアファイルなどのリターンも用意されています」(前出・スポーツライター)
だが、気になる記載があったとスポーツライターは首をかしげる。
「渡米直前に行われる壮行会の会費が5万円でした。16年7月19日の朝日新聞の言論サイト『WEBRONZA』では、リオ五輪・女子レスリングの吉田沙保里の壮行会は豪華で派手だと評されましたが、それでも会費は2万円。安河内の5万円はちょっと高すぎるように思えます。しかも、シーズン終了後の感謝祭の費用は、なんと10万円。この金額を納めれば、感謝されて当然ですね」
金額に見合った活躍を期待したい。
(石田英明)