朝のテレビ小説「まんぷく」(NHK)が、好調をキープしたまま年を越すことになった。
11月24日放送の第48話、翌25日放送の第49話と20%台を割り込む日もあったが、それ以降は大台を維持。安定して視聴者を惹きつけていると言えるだろう。
前作「半分、青い。」では、朝ドラらしからぬトレンディドラマのような展開に新たな視聴者を開拓したのではと指摘する声があったが、今作は、これまで通りの朝ドラらしい王道の展開に安心して視聴できると評判だ。しかし一方で、王道テイストがゆえに「せっかく開拓した新たな視聴者層が離れてしまったのでは」と不安視する声もある。
そんな「まんぷく」が、思わぬ形で絶賛される出来事があったという。それは12月26日放送の第75話でのことだ。
「安藤サクラ演じるヒロイン・福子の姉の夫で画家の香田忠彦を演じている要潤、忠彦の娘・タカと恋仲の神戸茂を演じている瀬戸康史、福子および夫の萬平を助ける若き弁護士の東太一を演じている菅田将暉が、初めて同じ画面に収まったことで『歴代仮面ライダーが一堂に会した記念すべき回』として、特撮ファンから歓喜の声があがっているのだとか。要は2001年放送『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日系)で特殊能力を持たずに努力で仮面ライダーになろうとする“仮面ライダーG3”、瀬戸は2008年放送『仮面ライダーキバ』で怪人と人間とのハーフという出生の苦悩を抱える“仮面ライダーキバ”、菅田は2009年放送『仮面ライダーW』であらゆる知識を“地球の本棚”から検索できる特殊能力を持ち、左翔太郎(桐山漣)と2人で1人の仮面ライダーとなる“仮面ライダーW”を演じ、それぞれ知名度を上げた俳優ですからね」(特撮ライター)
「まんぷく」も王道を貫きながら、新たな視聴者層を開拓していると言えるだろう。