福山雅治による企画プロデュースおよび主題歌「いってらっしゃい」、バカリズムによる脚本で、日本テレビ開局65周年記念として制作された朝ドラ「生田家の朝」。昨年12月10日から26日まで全13話が放送されたのだが、どうやら視聴者の反応は芳しくなかったようだ。
「ドラマは月曜から金曜まで『ZIP!』の中で7時50分頃から約7分間放送されました。この時間帯は『ZIP!』がスタートした2011年4月から速水もこみちの料理コーナーが放送されていたため、日本テレビ側は同コーナーのファンがそのまま『生田家の朝』を視聴してくれると思っていたようです。ところが現在の料理コーナー『もてなしMOCO』休止が説明不足だったため、朝ドラがスタートしたことで速水ファンからブーイングが。
朝ドラ脚本担当のバカリズムは、スタート前から『どこにでもある普通の家族の日常を描く』と言っていたように、初回と第3話にだけ妻役の尾野真千子が夫役のユースケ・サンタマリアに右足を絡めて濃厚なキスをするという衝撃的なシーンがあり、ほかの部分は“家族のあるあるネタ”ばかり。納豆に付属するからしがたまりがちなことやミキサーを購入したものの洗うことが面倒でほこりをかぶっていることなど、バカリズムらしい視点は散りばめられていましたが、本家とも言えるNHKの朝ドラに比べると『毎朝この家族を見たい』と思わせる要素が足りなかったように思います」(他局ドラマ制作スタッフ)
一部では「福山雅治の失敗」との指摘もあった「生田家の朝」。2019年4月から再度「朝ドラ」がスタートするという噂もあるようだが、果たしてどうなるだろうか。