冬の本格的な寒さの到来とともに、猛威をふるうインフルエンザ。2018年3月、8年ぶりにインフルエンザの新薬「ゾフルーザ」が発売されましたが、新年早々に処方された人もいるかもしれませんね。ところで、それぞれのインフルエンザ薬にはどんな特徴があるのでしょうか。
今までインフルエンザ薬として一般的に使われていたのは、「タミフル」「イナビル」「リレンザ」「ラピアクタ」の4種類。「タミフル」は、カプセルとドライシロップがあり、小さい子どもでも服用しやすいタイプ。「イナビル」「リレンザ」は、口から吸いこむタイプの吸入薬。副作用は少ないですが、うまく吸入できないと効果も得られません。「ラピアクタ」は点滴静注剤で、飲み込む力の弱い高齢者によく使われます。
また「タミフル」「リレンザ」は1日2回5日間の服用ですが、「イナビル」は1回、新薬の「ゾフルーザ」も1回だけでOKです。しかも、タミフルはインフルエンザウィルスが消えるまで72時間かかるのに対し、ゾフルーザは24時間。この即効性が最大のメリットといえるでしょう。早く体をラクにしたいという人は、医師に処方を相談してみるとよいでしょう。