「自分のことが好きになれない」「僕は(私は)恥ずかしい(ダメな)人」「きっとうまくできない」「誰かにとっての評価が全て(自分は自分、と自分の意見を強くもてない)」。こんな思いで過ごしていては、勉強でもスポーツでも人間関係でも輝けません。すると、どんどん自信をなくしていくという負のループに…。子どもの自己肯定感を高めることは、子育ての重要な役割でもあるのです。
自分の力で考え行動し、成功してきた経験なしには、「自分ならきっとできる!」と信じることはできません。「失敗するから」「あなたには合わないから」と、子どもがやる前からやめさせたり失敗しないように守ったりするお母さんがいますが、それでは自分の力でやり抜いた経験にはなりませんから、いつまでも人に頼る子どもになってしまいます。
そうならないためにも、自分自身で考えて行動したうえでの成功体験を、どんなことでもいいから子ども時代にたっぷり積ませてあげてください。それが、社会に出てからの大きな自信を支えるのです。
そうでなければ、力のある人として認められるような実績も残せません。何の土台もなく自信を持って行動することは至難の技ですから、挑戦に向けて一歩踏み出すだけの自己肯定感を、大人になる前に育んでおきたいものです。では、そのために大人ができることは何でしょうか。
自己肯定感は、自分だけでなく相手からも同じように評価されたときに大きく膨らみます。子どもなりにできたと思ったその瞬間に、近くで見ていた大人が「できているね! 1人でできちゃったね!」と認めること。これが、子どもの自己肯定感の芽をぐんと伸ばし、太くしていきます。
また、あまり制限をつけ過ぎずに、自分からやりたいと言ったことはやらせてあげることも大切です。失敗したとしても、そこから工夫して成功へと進むことができれば立派な成功体験。大人ができるサポートとしては、むしろこの部分(再チャレンジの応援)かもしれませんね。
(Nao Kiyota)