保育園時代はなんとか仕事と育児の両立ができたのに、小学生になったらいきなりお迎えが困難になった──小学生の教育現場にいると、このようなお悩みをうかがうことがあります。子どもが小学生になる前に、今後の働き方やお迎えの実態を調べておく必要がありそうです。
【ケース1】園児時代は、延長保育ができたのに…
ワーママの陥りやすいお悩み、「送迎」。放課後の時間帯に子どもを預かってもらうためには、学童保育や習い事などを駆使し、退勤・帰宅時刻までの子どもの居場所を確保しなければなりません。
「これまでは保育時間を延長する“お預かり保育”に 19時頃まで子どもを預けることができたのに…。学童保育に通わせるようになって、18時までしか子どもを預けられなくなってしまいました」
こんなケースもあるようです。環境が変わると制度も変わりますから、これまで通りのお迎えの時間で事足りるかどうかは分からなくなってしまいます。まずは、地域の小学校の周りにある放課後の制度を確認し、何時まで子どもを預かってくれるのか、自分の働き方に合わせて調整してくれるのかを知っておきましょう。
【ケース2】会社と話し合い、始業・退勤時間を調整しました
あるお母さんは会社と話し合って、早く退勤する分、朝に早く出社することで業務時間を調節してもらったそう。働いている会社側の制度や相談の枠組みで配慮してもらえる内容は、会社によっても所属部署(業務内容)によっても変わってきますから、事前に質問・相談をしておくと、お互いにとってよりよい働き方ができそうです。
近くに祖父母の自宅があるか、近所に子どもを見ていてくれるママ友がいるか、近くに子どもを預ける施設があるか…。さまざまな状況を確認しておくことで、子どもが小学校に入学してもスムーズに過ごすことができますね。新学期が始まってから、うまくいかないことに気付いてびっくり!ということもあるようですから、ネットワークをフル活用して事前に情報収集をしておきましょう。先輩ママたちも心強い味方です。
(Nao kiyota)