靴、カバン、財布などは、シーズンごとに替えるのも楽しいけれど、自分の誕生日や記念日にちょっと高価な革製品を買い、10年、20年と育てていくのもいいですよね。
ところで、革製品と一口にいっても、その種類はいろいろ。最も一般的なのは牛革。カーフ、キップ、カウ、ステアなど、牛の成長度合いで呼び方も変わります。牛革よりも柔軟性のあるのが馬革。農耕馬のお尻部分「コードバン」は、強靭性、希少性や光沢の美しさで、革のダイヤモンドといわれるほどです。
豚革は毛穴が多く、通気性が抜群。日本で唯一、自給自足できる革です。ヤギ革は、表面の独特のシボ(シワ)が特徴で、柔らかいのに強度も強く、なかでも子ヤギの革は高級靴や手袋などに使われます。
羊の革は強度が弱いので、帽子、手袋、毛付きのコートなどの衣類に使われることが多いようです。シカ革は柔らかく水にも強いので、昔から武具などに使われていました。他にも、トカゲ、ワニ、ダチョウ、ヘビなど、柄があるものはエキゾチックレザーとして人気です。
このように、革の種類によっては、同じアイテムでも印象は異なります。オシャレをより楽しむなら、革製品を見るときに、何の革かを気にしてみるといいかもしれませんね。