メディア・ブロードバンドなどの事業を展開するエキサイトが、Webメディア『ウーマンエキサイト』にてユーザー1,199名を対象に実施した「平成の時代を生きたママが『新しい時代に望むこと』」調査で、ママたちの本音が明らかになりました。
その中で、「平成で終わりにしたいこと/変えていきたいこと、これからの時代に期待することを教えてください」という質問に対し、一番多かった回答は「家事育児は女性負担が多いのが当たり前という価値観を終わらせたい」(55%)でした。これに、「男性も女性も勤務時間が長い『働き方』を終わせたい」(49%)、「子どもの虐待やいじめ問題などを減らしたい」(42%)、「待機児童問題(保育士さんの待遇)を解決してほしい」(39%)、「PTAや保護者会などの運営を状況に合わせてアップデートしてほしい」(37%)が続きました。
生活環境の変化など、激動の社会となった「平成」は、新しい価値が次々に生み出されてきました。でも、日々の生活の中には、解決できていない問題がまだまだ山積しているようです。
ライフスタイルが多様化し、ノマドワーカーを選択しやすくなりましたが、会社に拘束されないからといって労働時間が短くなるとも限りません。また、子どもの“人間関係”についての悩みは、環境を変えたりお金をかけたりすれば解決するものではありませんし、待機児童問題によって職場復帰したくてもできず、働くことさえ難しい場合もあります。
他に、PTAなどの地域や学校での役割の重さに苦しくなってしまうケースも。子育てに没頭したい人や子どもがいても働きたい人など、それぞれ思い描く理想は違いますが、自身が望む生活を手に入れるには、働き方や環境を自ら切り開いていくことが必要なのかもしれませんね。
もうすぐ、「令和」の時代となります。子育てママを取り巻く環境や考え方、ママが活躍する場は、どのように変わっていくのでしょうか。現状を打開する突飛なアイデアや方法論が飛び交い、人生の満足度と前向きさが高まることを期待しています。
(Nao Kiyota)