糖質制限などの“がまん型”ダイエットが失敗するワケ

 ダイエットにはさまざまな方法がありますが、自分に合っていて、かつ続けられるものではないと、なかなか結果は出ませんよね。ダイエットの成功を急ぐと、ついストイックでストレス過多なものを選びがちですが、逆に遠回りになってしまうこともあるようです。

 メディプラス研究所・オフラボが2018年4月、全国の20~69歳の男女14万人(男女各7万人)を対象に行った『ココロの体力測定』(インターネット調査)では、「現在ダイエットをしていますか?」という質問調査を実施。回答者を厚生労働省のストレスチェックの基準で算出した高ストレス女性(77点以上)と低ストレス女性(39点以下)とに分けた結果、高ストレス女性のうち「はい」(ダイエットをしている)と回答した人は約半数の42.7%、低ストレス女性の場合ははその半分以下の20.1%でした。

 また、同調査では高ストレス女性・低ストレス女性のそれぞれが行っているダイエット方法を質問・比較。共通して「サプリ」「こんにゃく」「バナナ」「寒天」といった置き換え型ダイエットが目立ちましたが、それ以外では、高ストレス者は「糖質制限」(低ストレス者の1.75倍)「炭水化物抜き」(同1.70倍)と、「○○はNG」という制限型ダイエットを行なっている傾向がみられたそうです。

 一方、低ストレス者の多くは、「ベジタブルファースト」などの「食べ順」(高ストレス者の1.71倍)ダイエット、「肩甲骨」ダイエット(同1.35倍)、「ヨガ」(同1.25倍)など、食事量ではなく、内容や方法を工夫するダイエットやフィットネスを多く回答。

 この結果、量を減らしたり内容を制限したりする“がまん型”ダイエットよりも、食事方法や運動に工夫を取り入れるダイエットの方がストレスが低く、ダイエットをしない人も多いことが分かりました。がまんではなく工夫を楽しみながら取り組むことが、ダイエット知らずの体質へと整える重要な要素なのではと分析されていました。

 ダイエットのストレスは、無駄な食欲やイライラによる暴飲・暴食などに繋がりやすいもの。せっかく頑張っても、食べ過ぎてしまって振り出しに戻るのであれば、楽しみながら続けて確実に結果を出したいですよね。ダイエット方法を選ぶ際は「無理がないか」「ストレスが溜まらないか」を優先して検討項目に入れたいものです。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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