半年の放送期間のうち半分が過ぎ、後半戦に突入した連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)。広瀬すず演じるヒロイン・なつはアニメーターとして2作目となる短編漫画映画の原画担当に抜擢され、着実に前進。ところが、東京大空襲で母とはぐれた幼いなつの手を引き戦火を逃れ、なつの“命の恩人”となり、その後はなつだけでなく兄の咲太郎(岡田将生)の世話まで焼いてくれた「のぶさん」こと工藤阿須加演じる佐々岡信哉は、6月29日放送の第78話で都内の放送局に勤めていたが帯広支局に転勤となった。信哉はこれまでになつの命を救っただけでなく、北海道の柴田牧場で暮らしていたなつを気にかけわざわざ訪ねたり、上京してきたなつとともに行方不明だった咲太郎を探したり、まるでなつの下僕のように尽くし続けてきていた。
「それなのに、転勤を告げるためになつの暮らす『おでん屋 風車』に来た信哉から『今度、帯広支局に転勤するんだ。転勤したら2、3年は戻ってこられない』と聞いたなつは『へぇ。今度は逆になるんだ。あたしとのぶさんが』と笑顔を浮かべ、寂しそうな表情はゼロ。そのためネット上では『なつがのぶさんをアレクサ扱いしすぎててかわいそう』という声が相次いだようです。実はなつが信哉にあまりにも気軽に物事を言いつける様子が“まるでスマートスピーカーに部屋の電気を点けてもらうかのようだ”と指摘され、“信哉のアレクサ化”と言われるようになったんです。そのため、今回の転勤報告シーンでもなつへの批判を込めて『少しは信哉を人間扱いして』『自分が育った土地に転勤する信哉にあの反応の薄さはないだろう』『帯広に転勤したアレクサをこれまで以上に利用しそう』『のぶさん転勤と聞いて、なつより私のほうが寂しく感じてると思う』などの声が書き込まれています」(女性誌記者)
“アレクサ信哉”が次になつから言いつけられるのは、どんなことだろうか。