いつまでも仲睦まじい夫婦を目指したい! それなのに気付けば喧嘩ばかり……。そんな場合は、次のような習慣があるかどうかチェックしてみてください。夫婦の関係性をよりよくするための、ヒントになるでしょう。
■感謝と挨拶は欠かさない
どれだけ“当たり前”になっても、何かを手伝ってもらったら「ありがとう」と伝えること。毎朝「おはよう」で始めること。「ただいま」「おかえり」を顔を合わせて伝え合うこと。些細なことですが、とても大切なことです。「夫婦なんだから分かってくれているはず」と言葉にしなくなってしまうと、気付かぬうちに心が離れていってしまうケースがあります。コミュニケーションのきっかけにもなりますので、子どもがいてゆっくり話す時間がめっきりなくなった夫婦ほど、挨拶を大切にしたいものです。
■手紙を書き合う
なかなか面と向かって伝えられない気持ちは、手紙にしたためて渡すのがオススメです。どちらかが渡すようにすれば、相手も「返事を書こう」と続くようになり、家庭の文化にしやすくなります。長く書くのが嫌で気が進まないという場合は、たった一言でも構いません。短い時間で手軽にできるルールを設定し、取り組んでみてはいかがでしょうか。目の前に相手がいない場で相手のことを考え、冷静に言葉にすることは、自分の気持ちを客観的に把握するのにも重要です。
そして、手紙を書くときは、ポジティブなことを選んで書きましょう。要望やネガティブなことは、別途口頭で伝える方がよいでしょう。手紙はとっておけば一生残るものですので、相手が喜ぶものを送りたいですね。
■話を“聞く”時間を作る
忙しい毎日では、どうしても相手の話を聞くよりも“伝える”ことの方が多くなってしまいます。ですので、“聞く”時間は意識して設けましょう。話題がなければ、最近の仕事での話を聞くだけでも構いません。「自分のことに興味を持ってもらえている」という実感は、子どもだけでなくパートナーの心も安心させるのです。
家族とはいえ、夫婦とはいえ、一人の人間です。相手の気持ちや人生を尊重することを欠かしてはいけません。「相手の思い通りにさせられている(=自分の気持ちは尊重されない)」と感じさせれば、子どもも大人も嫌な気持ちになってしまいます。そのことを忘れず、“大切にされている”実感をお互いが持てるようにしてみてくださいね。
(Nao Kiyota)