若い頃には無縁だった「足がつる」という状態ですが、年齢とともに足はつりやすくなってきます。足がつる原因は、筋肉疲労や水分不足、ビタミン・ミネラル不足、そして冷えなどがあげられます。夏場、冷房の効いた職場で一日中働いていて体が冷え切ってしまうことも、足がつる原因になるようです。
足がつる部位はふくらはぎだけではありません。足の裏、足の甲、足の指、太ももといった、あらゆる部分に症状が出ることがあります。日頃から予防をするには、まずはバランスのよい食生活が大事です。とくに、マグネシウム、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンEが効果的。そして、ストレッチなどの適度な運動を行い、夏場でも湯船につかり、体を冷やさないことも大切。また、漢方では、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が筋肉のけいれんに効くとされています。
足がつるのはほとんどが一時的なものですが、毎晩のように足がつるという人は、糖尿病、肝臓病、腎不全、椎間板ヘルニアといった病気が原因の場合も。気になる場合は、内科、整形外科、神経内科の受診をオススメします。