「なぜ、最初に正直に言わなかったのか…」が、日本中の人たちの総意なのかもしれない。
振り込め詐欺グループの宴会に参加した闇営業問題で、事実が明らかになればなるほど評判を落としていくのが、雨上がり決死隊の宮迫博之。
スキャンダル発覚当時、宮迫を筆頭に参加メンバーが口を揃えて「ノーギャラ」を主張したこの問題。ところが、7月13日に所属する吉本興業が消費者団体支援など2つのNPO法人に計300万円を寄付したことを関係者が明らかにしたことで、“無料参加”だったはずの宮迫は総額ギャラの3分の1にもあたる100万円を受け取っていたことも明らかに。これを聞いた世間の人たちは一斉にため息。「もう引退でしょ」とあきれ声の山となってしまった。
「もちろん、いちばん悪いのは振り込め詐欺グループです。しかし、知らずに参加したとしても、怪しいグループだと感じたらギャラを受け取らない選択肢もあったはず。それが先頭を切っていちばん高いギャラを受け取っていたことは、もはや弁解の余地はないと言えるでしょう。なぜなら、最初はノーギャラを主張、じつは100万円のギャラがあったことが判明したあとも、宮迫は『報道されてる額ではない』と一部否定していました。ところが結局はギャラも100万円だった。このウソの上書きは本当にお茶の間の信用を失墜させているようです。事実がどんどん明るみに出る最中でも、少しでもウソをついて逃げ切りたいという気持ちがあったわけですからね」(女性誌ライター)
今回、吉本興業からの寄付で、宮迫はギャラよりも少し多く寄付した様子。とはいえ、世間の反応は「そんなのは手遅れ」という様相で「やっぱ故意だった」「爆問太田が歌うたわずに芸をやれと言ってたけど、芸は出さずにウソを小出しなんですね」「ダークグレーからダークブラックになりましたね」と容赦ナシなのは致し方なしなのか。
一部に、自分より先にギャラの安かった若手の謹慎を早く解いてあげてほしいと掛け合った…という報道も出ているが、これにも「お前は黙っとけ」「そりゃあんたはたんまり闇貯金があるからね」と、名誉挽回には残念ながら至ってはいない。そして、今後の復帰には「記者会見をするしかない」という声が芸人たちの間からやたらと上がってはいるものの、「今さら手遅れ」「ここまでバレてからじゃもう許せないかも」「アメトーーク!も代役で十分なんで」と芳しくない。オフホワイトから本当にオフになってしまうのかも?
(飯野さつき)