この夏休みには知っておきたい!「宿題やったの?」の落とし穴

 我が子の学習習慣をつけるために、よかれと思って伝える言葉が逆効果になり、「どうしてもケンカになってしまう…」。教育現場でお母さんからのお悩みをうかがうと、このようなご相談をいただくことが多くあります。中でも、親からの「宿題やったの?」という質問は、どんなに素直な子どもでも怒らせることができる魔法の言葉…かもしれません。

 これは大人でも同じこと。自分に任されている仕事について「あの仕事、ちゃんとやった?」と上司に聞かれたら、「自身の力を疑われている」と受け取ってしまいますよね。これと同じで、親に「宿題やったの?」と聞かれるということは、「自分を信用してもらえていない」「きっとできないだろう」と思われていると、子どもに感じ取らせてしまう結果になるのです。

 前述した上司からの質問で考えると、仕事を「やったか」を聞かれるのではなく、「進捗を聞かせて」「どんなふうに進んでいる?」「困っていることはない?」など、“気にかけてもらえている”と思える伝え方で質問されると、イライラせずに受け取れるのではないでしょうか。

 このように子どもに対しても、順調に進んでいるかを気にかけてあげるように伝えるのがよいでしょう。疑っているのではなく気にかけているという関係性が築けると、子どもも宿題で困ったことがあれば親に相談しようと思えるようになり、「分からないから、やらない!」と宿題が滞るのを防ぐことにも繋がります。親は味方だと思えることが、何よりも重要なのです。

 そして、“取りかかったかどうか”より、“終えたかどうか”のチェックをしてください。いつまでに宿題を終える予定かを事前に報告するように約束し、終えた頃に声をかけるとよいでしょう。取り掛かる前からちゃんとできているかを尋ねてしまうと、「やろうと思っていたのに!」と無用な反発を招きます。宿題をする日や時間、終えたらちゃんと親に提出することを約束し、“できなかったときだけ”声をかけるようにすることで、やる気を削いでしまうことを防ぐことができますよ。

 やる前からチクチク言われたり、信用されていないと感じたりしては、宿題への前向きな気持ちが生まれません。本気の話し合いをするのは、「約束をしたのにできていない」ときだけと決め、子どもが自身で決めたことを見守ってあげることが大切です。夏休みの宿題がギリギリになって慌てることのないよう、ぜひ参考にしてください。

(Nao Kiyota)

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