浜崎あゆみの“M”騒動に「芸人がボケを解説するくらい悲しい」のツッコミ!

 8月1日に発売された書籍「M 愛すべき人がいて」にて、浜崎あゆみと松浦勝人エイベックス社長(当時)の出会いと別れが詳細に描かれているとして、世間の話題を呼んでいる。同書は浜崎への取材を元に書き上げられた小説の形式をとっており、冒頭には「事実に基づくフィクションである」と記載されているという。

 同書の帯には、浜崎自身による「自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました」との一文が綴られており、小説の体裁を取りつつも浜崎の半生記といえる内容を示唆している。そんな話題の本を巡り、デビュー当時からの浜崎を知る音楽ライターがささやく。

「いまや超大物歌手となった浜崎ですが、決して最初から優遇されていたわけではありません。デビュー当初はイベント会場で楽屋をもらえず、スタッフからトイレで着替えるように指示されたことも。ただ実際にはデビューに際して松浦氏の意向が強く働いており、エイベックス入りに前後してニューヨークでボイストレーニングを受けるなど、松浦氏の寵愛を受けていたこともまた、広く知られています。それゆえ浜崎と松浦氏の交際はファンの間では公然の事実でおり、《なぜ今さら?》という反応が目立つ状況です」

 その一方で、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンが8月1日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)にて「種明かしなんですよ」とガッカリした表情を見せるなど、本書に記載されている内容を知らなかったという人も少なくない。その意味では衝撃の作品とも言えそうだが…。

「ネット上にも『これほど“言う必要あるのか?”って話もないよな』『誰も求めてない暴露話』といった冷めた反応が多く、また浜崎の代表曲でもある『M』について『歌詞の具体的な説明なんていらない』『芸人がボケを解説するくらい悲しいな』というツッコミまで入っています。これはすなわち、浜崎の存在感や私生活が、多くの人にとって興味の対象ではなくなっているということを示しているのではないでしょうか。2014年発売の53rdシングルを最後にCDシングルをリリースしていない現状では、20年も前の愛憎劇を明かされたところでピンとこないのも無理はありません」

 なお皮肉なことに、カラオケ業者公式サイトのアクセスランキングでは、浜崎の「M」が一躍1位に飛び出ているという。どうやら数多くの古参ファンが本書に接して「懐かしい!」と当時を思い出したのかもしれない。

(白根麻子)

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