マイボイスコムが2019年1月に実施した「くらしと節約に関するアンケート調査(第12回)」によると、2018年に経費を節約したという人は5割強。その項目の上位は「食料品」「外食」「衣料品」などになっていたそうです。とはいえ、昨年よりお金をかけたいものとして「旅行」「趣味・娯楽・教養」なども挙がっていました。
やはり食に関しては、もっと抑えられるのではないか?と思いますよね。でも、無理をすると、ストレスのほうが増してしまい、節約が苦痛になる上に、結果も出なくなってしまいます。では、どうすればストレスなく節約ができるのでしょうか。
ファイナンシャルプランナーである大竹のり子さん監修の「オトナ女子のお金の貯め方増やし方BOOK」(新星出版社刊)には、大きく減らせるところで頑張ることが節約のポイントだと書かれています。例えば、外食は費用がかかりがちなディナーではなく、安価に済ませられるランチにするなどして、うまくストレスをためずに節約をするのがいいのだそうですよ。
また、「あえて節約しない」という選択肢もあるようです。複数の会社の社長である福富成幸さんの著書「今すぐ節約は止めなさい! STOP節約:節約を止めるとお金持ちになるワケ」(jugaad出版刊)には、節約をしないメリットが多く書かれています。
その一つが、結果的にお金が手元に残るようになるというもの。いつも節約して我慢していると、どこかで見返りを求めるようになってしまい、それが衝動買いやアルコール摂取、食べ過ぎ、間食などに現れてしまうというのです。結果として、節約を超える出費をしてしまっているということが少なくないのだとか。
無理をして我慢に我慢を重ねてしまえば、節約に失敗するのは明らか。何かに置き換えるなどして工夫をしながらストレスとうまく付き合うことが、節約成功の秘訣といえそうです。