コンサートツアーが決定すると、嵐のメンバー5人はそれぞれ自己訓練をはじめる。新たに挑戦する演目がある者は、その専門施設で練習を重ねる。同時に、体力増強のための自己トレーニングにも精を出す。
櫻井翔は昨年あたりから、本格的な肉体改造を始めている。嵐史上最大にして最長の5大ドームツアーを完走するためだ。トレーニングだけでなく、食事にも気を使っているようだ。特に良質のたんぱく質を摂ろうと、納豆を1日1パック食べているという。
「コンサートの会場の冷蔵庫には、必ず納豆が用意されているそうです。相葉雅紀も同じ納豆派。ですが、彼の場合はひきわりが好きで、冷蔵庫にそれはないことが多いとか。マツジュンが欠かせないのは梅干し。温かいごはんの最後のひと口は、梅干しと一緒に締めたいそうです」(アイドル誌ライター)
櫻井と納豆といえば、アラシックの間で有名なのが、母のお弁当事件だ。櫻井が学生の時のこと。働いていた実母は当時、料理が不得意。ある時、櫻井の弁当は、白いごはんの上に納豆がふりかけ状で敷き詰められた一品だった。これはもう櫻井のテッパンネタになっている。
「納豆に加えて、豆腐も1日1丁を食べるようにしているそうです。とはいえ、自炊はしないので、汁物のなかに豆腐をぶっ込む男メシ。櫻井は温かいスープ系がないと、ごはんを食べられない性分。みそ汁に豆腐を入れることで、スープとたんぱく質をイッキに摂れるという効率の良さを覚えたみたいです」(前出・アイドル誌ライター)
櫻井の個人マネージャーは、納豆と豆腐が必携だという。いつなんどきでも渡せるようにしているが、ある日の豆腐がやや異臭を放っており、櫻井は怪訝な表情を浮かべた。マネジャーは食べるのを止めさせ、引き換えに納豆を手渡そうとしたという。その直前、念のために納豆を開封して匂いをかいだという。納豆は発酵食品。元来臭いがある食品だ。櫻井はマネジャーの行為に意味がないと、すかさずツッコんだという。
食に対してこだわりを持つ櫻井翔。だが、意外と雑な一面もあるようだ。
(北村ともこ)