お笑い芸人のガリガリガリクソンが9月12日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、ユーチューバーとして活動することを報告。1年間で登録者が100万人を超えなければ「国外追放の島流し」という公約も設けている。
「ガリガリガリクソン 遂にYOUTUBEデビュー!」とのタイトルで1本目の動画をアップしたガリクソンは、自身のツイッターにも「さようなら地上波orさようなら日本!」と綴り、「人気YouTuberはみんな髪の毛がピンクという国家機密を遂行したが、これはデッカチャン」と“クリエイター”らしく奇抜なヘアースタイルに変身した画像も公開。
また、同じ吉本興業の先輩ですでにYouTubeチャンネル「カジサック」を運営するキングコングの梶原雄太に倣い、ガリクソンのチャンネル「GARIGARI GALIXON」も2020年9月時点でチャンネル登録者が100万人を超えない場合は「国外追放の島流し」というペナルティーを受けるとも宣言している。
「今後は、“東京と大阪間の新幹線チケットを払い戻し、人力でそれより格安で目的地に辿り着けるか”とのサバイバル企画や、腹筋を割り見事なシックスパックを作り上げるダイエット企画などを遂行していくと説明し、いわゆるカジサックのような“やってみた系”のチャンネルを運営するようです。しかし、YouTubeでは彼らのように、ある日は料理動画を上げ、また別の日には実験検証動画をアップするといったジャンルを絞らない雑記チャンネルは成長が遅く、完全にこれまでの芸人としての知名度のみでしか伸びないでしょう。キングコング梶原には特定のファンが大量に居た為、およそ9カ月の月日をかけて100万人を突破しましたが、ガリクソンがこれに追随するのはかなり困難なのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
オリエンタルラジオの中田敦彦はこの100万人という壁を4カ月ほどであっさりと乗り越えたが、そこには特化型のブレないチャンネルコンセプトが存在し、黙々と知識や教養を価値提供し続けていたからこその快挙である。
知名度や人気で中田や梶原に大きく劣るであろうガリクソンだけに、ばらつきのある雑記型ではなく、よりユニークな分野でニッチな層を狙う必要があるのかもしれない。
(木村慎吾)