初デートのお店は、基本的には男性主導で決められることが多いようですね。でも、デート前に彼とのやりとりが頻繁にあるようなら、「広いテーブルのほうが好きだなあ」など、自分の希望を伝えておくことをオススメします。
というのも、4人掛けのテーブルの斜め90度の席に2人で座るほうが、会話がはずみやすいからです。向かい合う席は“敵対”関係を生みやすく、相手と親密になるチャンスを逃してしまいがち。初デートでは避けたいシチュエーションです。そうはいっても、あなたの願望を強く要求してしまい、彼から「面倒くさい女だなあ」と思われても困りますよね。なので、お願いはほどほどに。
さて、初デートに出陣です。このとき、さりげなく彼の仕草や言動を真似するとよいでしょう。これは、【ミラーリングの法則】と呼ばれる心理テクニック。相手から好感を持ってもらいたいときに、とても効果があるのです。
具体的には、彼が「ビールを頼もうかなあ」と聞いてきたら「いいわね」というふうに答えてみてください。そして、食べている途中で「ビール、おかわりしようかなあ」と言い始めたら、「じゃあ、私もいただこうかしら」。彼が「このパスタ、美味しいと思わない?」と聞いてきたら、「うん、味付けがちょうどいいわよね」という具合です。彼が笑顔になったらあなたも笑顔になる。彼が自分の髪の毛をいじっていたら、あなたもそうしてみればいいのです。ただし、あんまりやるとわざとらしくみえますので、自分では「少ないかな?」と思うくらいでOK。自分の意見も伝えながら真似をすると、さらに効果的ですよ。
ちなみに、同じように“やり過ぎ”に注意したいのは、「○○クン」と名前を呼ぶ方法。下の名前を呼ぶことで急速に親密になれることは事実ですが、やり過ぎると「なれなれしい」と思われます。彼の名前を呼ぶのは1時間に4回程度までにしましょう。
そして何より、初めての2人の空間を存分に楽しんでください。彼のことをもっと知りたいという気持ちを、チラッと覗かせてみてくださいね。恋愛って、理屈の部分とそうでない部分があるもの。あなたの本気の感情が、きっと彼の心を揺さぶるはずなのですから。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)