戸田恵梨香主演のNHK朝ドラ「スカーレット」の10月10日放送回に、俳優の林遣都が登場。出番は短かったにもかかわらず、ネットではキュンキュンコメントが飛び交っている。
「林が演じる大野信作は、ヒロイン・喜美子(戸田)の同級生。滋賀県・信楽にある大野雑貨店の一人息子で、喜美子とは正反対に気が弱く引っ込み思案な性格。中学三年生役ですが、学ラン姿も違和感なく、その姿を見たファンからは『出たー!出ただけだった!wwwいいの!!幸せ-!!』『学ランの遣都くんに明日も会える!幸せ!!』といった声がネットに寄せられています」(女性誌記者)
林は昨年放送された田中圭主演の深夜ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)に出演。田中演じる春田創一を巡って“おっさん上司”黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と争う“ドSイケメン”の後輩・牧凌太役を演じて大ブレイク。今年の夏には、映画「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」も大ヒット。11月2日からは、ドラマの続編「おっさんずラブ-in the sky-」もスタートするが、そこに林の名前がなかったため、悲鳴にも似た声が上がった。
「いろんな意味で『おっさんずラブ』の牧凌太役は癖が強すぎて色がつき過ぎる。しかも『スカーレット』への出演も決まっていたことから、『おっさんずラブ』の続編よりも朝ドラで、さらに知名度アップを狙ったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
理由はそれだけではない。林がドラマの舞台となった滋賀県の出身であることも大きな決め手となった。
「本人も『お話をいただいた時は、すごく嬉しかった』とコメント。林の実家にも信楽焼のタヌキがおり、林の母親は林が東京に行く度にその狸に仕事の幸運を祈っていたらしく、『スカーレット』への出演もタヌキのおかげと家中で喜んでいたようです」(前出・テレビ誌ライター)
さらに林は、11月30日から始まる舞台「風博士」への出演も決まっている。
「この作品は、人気演劇シリーズ『日本文学シアター』の第6弾。中井貴一、段田安則、吉田羊、趣里、渡辺えりといった錚々たるメンバーとの初共演は、役者として成長する大きなチャンスではないでしょうか」(前出・女性誌記者)
今年の12月で29歳を迎える林遣都。朝ドラで知名度をあげ、舞台で演技力に磨きをかけ、狙うはいよいよ主役の座というわけか。2007年に主演して日本アカデミー賞新人俳優賞初め多くの新人賞に輝いた映画「バッテリー」を超えるような作品に主演する日も近い!?
(窪田史朗)