ダイエットのお悩みで多いのは、「スクワットをやっているのですが、お腹もヒップも脚も引き締まりません!」というもの。その原因の多くは、「やり方」にあるようです。
■引き締め効果を高めるための「呼吸法」
筋肉トレーニングで重要なのは、十分な酸素を取り入れ、かつ筋肉をしっかり動かすための「呼吸」です。筋トレ時は通常、筋肉を収縮させるときに息を吐き、緩めるときに息を吸います。そのため、スクワットでは膝を曲げて腰を落とすときに息を吸い、膝を伸ばして上半身を持ち上げるときに息を吐きます。、ゆっくりと限界まで息を吐き続けることで、グ~ッとお腹の筋肉を刺激することができ、筋トレ効果が高まるのです。
また、浅くたくさん呼吸をするよりも、ゆっくり大きく、深く呼吸をすることが大切です。胸ではなくお腹で呼吸をするようにし、腹筋を使っていることを実感しながら取り組んでください。
■スクワット後に行う、痩せるために効果的なこと
スクワットは、足腰やお腹の筋肉を同時に刺激することで、下半身を効率よく鍛えることができます。筋力が増えると代謝も高まって痩せやすい体質になりますから、スクワット後には、スロージョギングやランニングなどの有酸素運動で体脂肪を燃焼させるとよいでしょう。
■力を抜くのはダメ!しっかり筋肉に刺激を入れる
「脚が太くなってしまう…」という不安から、あまり力を入れずにスクワットを行うと、しっかり筋肉を刺激することができません。かなり過酷なトレーニングをしない限り、女性の下半身の筋肉がつき過ぎるということは考えにくいもの。それよりも、筋肉を鍛えながら体脂肪を燃焼させた方がずっと細くスッキリしますよ。
スクワットは、やり方次第で効果に大きな差が出ます。スクワット時の呼吸や取り組み方を見直して、ぜひ効率よくダイエットを成功させてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)