お笑いコンビ・尼神インターの渚が11月23日放送の「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)に出演し、十八番の“タメ口芸”で出演NGとなった番組があることを告白している。
過去には大先輩であるダウンタウンの浜田雅功や爆笑問題の太田光らにも「なんやねん!」などとタメ口で食ってかかり、引っ叩くといった暴挙にも及んできた渚だが、それらには“流れ上”の理由があり、「向こうが喧嘩を売る(イジりをしてきた)から買ったというだけで、(本人たちから)怒られたことはない」とコメント。また、大御所芸能人だけでなく、街ロケで一般の通行人と絡む際にも友達感覚のタメ口で喋ることがあると明かすも、そうした一般人からも怒られた経験はないという。
しかし、関西の番組での街ロケで渚が一般人相手に「そうなん?」などとタメ口で話している様子が放送されると、「その番組の偉い人が(番組の)VTRを見て、“ちょっと待ってくれ”“こいつ、偉そうやな”ってなって、その番組は(出演)NGになったんです」と説明。続けて、「でももうこれは直せないので、それやったらしゃあないな。他の番組で頑張ろうと思いましたね」とあくまで自身の方針を変えるつもりはないと話している。
「渚は、浜田や太田にタメ口で接し、“ド突いたり、蹴飛ばしたり”しても本人からは怒られていないと強調していますが、それは一定の信頼関係が存在し、また、そういった下克上のやり取りが笑いをもたらしているからでしょう。一方で、その場で遭遇した一般の通行人にもタメ口で接するというのは単に失礼でマナーのない行為と解釈され、その振る舞いによってお茶の間に良い意味での笑いが生まれることはありませんし、そもそも一般人との間にそれを許せるような関係性も構築されていません。その辺りの違いを理解できていないようにも思える渚の発言には『こういうスタイルはあくまで若手が大御所にという構図があって成立する。相手が一般人だと感じ悪く見えてしまう』『もう直せないとか、開き直り?』『一般の方にやって後で謝罪がなければ確かに見下してるし、失礼』『ロケとかではやめた方が良い』との声があり、また、“怒られたことはない”と強調している点についても『怒らない=許容している、ということではない』『怒らないのは周りの人が大人だからです。それを良いことに調子に乗って行動を直さない貴方は相当ガキです』という反発も出ています」(テレビ誌ライター)
“怒られたことがない”から大丈夫、“もう直せない”から仕方がない、では35歳としてはやや幼稚な見解と捉えられてしまったようだ。
(木村慎吾)