有名人のプライベートタイムで欠かせないのは変装だ。帽子とマスクの組み合わせは、もはや定番。まれに、TOKIO・松岡昌宏のように“ムキ出し”の有名人もいるが、大抵はわずらわしい野次馬たちとの接触を避けるため、思案を重ねた変装を施す。
トップアイドルの嵐ともなれば、なおさらだ。出かける場所も、大きく制限される。そんなことは百も承知で、大きな賭けに出たのが櫻井翔だ。およそ2年前の夏、一般の友人と一緒に区民プールに行っている。
「なぜ、区民プールに行ったのか。ゴーグルとキャップをかぶっていれば、バレないだろうと思ったからだとか(笑)。夏休みの真っ最中でプールは人でごった返している。そんな状態で顔バレを避けるため、ゴーグルを着けて泳いで、あがってべンチに座ったあともはずさなかったそうです。みずからに『変態じゃん』とツッコミを入れながらも、バレるよりマシだと思ったとか。でも、怪しさのあまり、気づくと監視員に囲まれていた(笑)。しっかり、マークされていたのです」(女性誌記者)
夏休みという時期も悪かった。子どもが多く、それにともない監視員も通常より多く投入されていた。包囲した監視員たちは、ゴーグルの男性が国民的トップアイドルの一員だと知らなかったのだろう。
「結局、20分でお暇したそうです。そもそも櫻井は、警戒心が強い性格。アイドルとしての自覚が芽生えてからは、プールに行かないようになったといいます。反面、幼少期から家族そろってアウトドア派なので、有名になってもレジャーはできる限り参加してきた。家族との旅行、大学時代の友人とのBBQ、全身を覆うスキーなどには躊躇なく足を運んでいます」(前出・女性誌記者)
自由に遊べないのは、有名人ならではの悩み。それでも櫻井は、慶應時代の学友との交流が深く、普通の感覚を忘れない。このマインドも人気をキープできている要因かもしれない。
(北村ともこ)