まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」問題を改善するため、賞味期限が近くなった商品を安く提供する飲食店や、食材を安く購入できるネットスーパーが増えてきました。これが、食品ロスを減らす社会貢献にもなり、食費の節約にも一役買ってくれる「フードシェアリング」です。その現状をみていきましょう。
ネットスーパーでは、まだ食べられるのに店舗では販売できなくなった“訳アリ品”をメーカーから買い取り販売していて、格安で手に入れることができます。家庭での使用頻度が高く、数があってもすぐに消費できるものならば、無駄にせず節約することができますね。
また、実際の店舗で、余った食材を格安で食べることができるサービスも増えているようです。月額制で上限回数まで、登録店でフードシェアリングメニューを楽しめるものです。余剰食品を使って提供されるため、日によって具材やメニューが変わる“おまかせメニュー”を楽しむことができます。費用を抑え、かつどんなメニューが出てくるのかドキドキしたいという人には、外食を楽しむアイテムとなりそうです。
“余ったもの”だからこそ、欲しいだけの数が揃っていない場合や、逆にまとめ買いをしなければならない場合など、購入者側の自由度が低くなるケースもあります。今欲しいものを必ず、必要な数だけ安く手に入れることができるとは限りませんが、フードロスを減らす社会貢献として取り組み、結果として節約につなげるにはもってこいのサービスといえるのではないでしょうか。
フードシェアリングを利用できる店舗はまだ少ないのが現状ですが、ネットスーパーであればいつでも利用可能です。気になる方はぜひお試しください。
(Nao Kiyota)