女優の鈴木杏樹との不貞関係を報じられた劇団新派の俳優・喜多村緑郎が2月16日、東京・新橋演舞場で舞台「八つ墓村」の初日を迎えた。
喜多村はこの日が不貞問題発覚後、初の公の場。「デイリースポーツ」の報道によると、ほぼ満席の会場から大きな拍手で迎えられた喜多村は、名探偵・金田一耕助など一人三役を熱演するも、終盤の見せ場で台詞をかんでしまうシーンが何度かあったという。
「舞台に喜多村さんが登場すると、会場は大きな拍手に包まれ声援も多く飛んでいた。初日ですから舞台上も客席も独特の緊張感はあるものですが、騒動の直後ですからね。やはりいつもとは違う空気が漂っていたようです」(芸能記者)
そんな空気に気圧されたのか、はたまた騒動の影響で稽古が足りなかったのか、終盤に金田一が謎解きをする重要なシーンで、喜多村は「二度三度」という台詞をかみ、一度で終わらせるはずの台詞を、まさに“二度三度”繰り返してしまう失態を犯したのだという。
この報道にネットでは《喜多村さん以外のキャストやスタッフも初日を迎えるまでに努力してきたと思うけど、当の喜多村さんが不貞で騒動起こした上に台詞をかむなんて、シラけただろうな》《そんな芝居を見せられた客は迷惑だ》《自業自得》《プライベートはだらしなくても、舞台上ではキッチリ仕事するのが役者でしょ。かっこ悪いな》といった反応が飛び交っている。
「やはり普段の喜多村さんではなかったようですね。カーテンコールでは一人だけ長く、何度も頭を下げていたということですから、お客さんに対する申し訳ない気持ちがあったのでは」(前出・芸能記者)
お相手の鈴木杏樹は18日に広島で舞台「罪のない嘘」の初日を迎えるが、こちらも芸能マスコミの注目の的になっている。不貞騒動がもたらした余波はまだまだ収束しそうにない。
(石見剣)