今、働く子育て主婦は仕事や育児に追われ、“ある時間”が取りにくくなっていることが調査結果で分かっています。いったい、どんな時間なのでしょうか?
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が、働く主婦層に対して「優先したい時間」をテーマにアンケート調査を行ったところ、2019年を振り返ったときに自分が一番優先してきた時間は、「家事・育児・介護の時間」で、51.3%もの人が回答していました。一方、2020年に優先したい時間1位は「家族のコミュニケーション時間」でした。その他の目立った回答は、次の通りです。
■2020年に優先したい時間ランキング
第1位:家族のコミュニケーション時間 43.0%
第2位:休息・睡眠時間 37.5%
第3位:仕事時間 36.6%
第4位:趣味の時間 36.1%
第5位:家事・育児・介護の時間 31.6%
本当は、家族ともっとコミュニケーションを取りたい、休みたい・眠りたいと感じている主婦が多いようですね。
また、家電ブランドMiele(ミーレ)を展開するミーレ・ジャパン社が、既婚男性・既婚女性計600名を対象に実施した「夫婦の家事シェアに関する調査」によれば、家事シェアへの満足が高いほど、夫婦仲がよいという結果になっていました。家事シェアが上手い夫婦は、夫婦間でのコミュニケーションを重視している傾向があったそうです。
コミュニケーションが不足気味と感じている主婦は、「ワンオペ育児」に追われている可能性もあります。夫を含めた家族コミュニケーションを増やして、家事シェアを話し合う時間を取るだけでも、気持ちは満たされるのかもしれませんね。