ダイエットには欠かせない食事法が「ゆっくり食べ」。よく噛むと満腹中枢が刺激されるのが早いため、食べ過ぎの防止になるほか、日本咀嚼学会によれば脳の血流もよくなり、脳の働きが活性化する、ボケを防ぐ、虫歯や歯周病予防になる、情緒安定・頭痛腰痛予防など、ありとあらゆる効果を生むともいわれています。
そんな「ゆっくり食べ」は、美の秘訣でもあるよう。あの女優でモデルの後藤久美子さんも、「よく噛んでゆっくり食べること」を意識していると語っています。
そんななか、東京工業大学大学院の研究チームが、新たな見解を発表。なんと早食いと遅食いでは、エネルギー消費量に差が出ることがわかったのだそうです。
研究によれば、取り入れた栄養素が一部だけ体熱になって消費される「食事誘発性熱産生」を測定したところ、食後3時間の「食事誘発性熱産生」の変化では、早く食べた場合は15kcalしか消費されなかったにも関わらず、ゆっくりよく噛んで食べた場合はその倍の30kcalの消費だったそうとか。
ゆっくりよく噛んで食べるだけでで、倍のカロリーが消費されるなんて驚きですね。普段から早食いを自覚している人は、注意したいですね。