相手をつけ上がらせているのは自分自身!?
女優の秋野暢子が2月24日にブログを更新、ネットで高額販売されているマスクを購入したことを報告した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマスクの品薄状態が未だ続き、ネット上ではマスクの高額転売が相次いでいるが、今回のブログで秋野は「高いマスクをネットで買いました 60枚で8000円です」と、高額マスクに手を伸ばしてしまったことを明かしている。
購入した理由については「ビックリの値段ですが どこにいっても売ってない マ・ス・ク 電車通勤の娘には必需品です」と娘のために購入したと説明。また、マスクを探す中で「ネットで探していたらビックリ 10枚で980円なのに送料が20000円ってマスクもありでした。あり得ないでしょ」と度を超えた金額設定のマスクを発見したことにも触れ、「マスクが無くて困ってる人の足元みてる感じで…ちょっと悲しくなります」「マスクも普通の値段で買えるようにしてほしいです」と率直な胸中を述べた。
秋野としては、マスクの高額転売に警鐘を鳴らし、また、必要に迫られてやむを得ず許容範囲の金額で購入したことを報告したのだろうが、世間からは「60枚8000円も十分高額ですよ」「あなたみたいな人がいるから転売屋も調子に乗るんですよ」「売る方もだけど、買う方も同罪です」「買ったとしてもわざわざ報告する必要なくない?」などと、批判を浴びるのが有名人の辛いところ。
「新型コロナウイルスだけでなく、暖冬の影響で例年より早く花粉のピークを迎えるとも言われていますから、花粉症の人にとっては一日も早くマスクの品薄が解消されて欲しいでしょう。医療関係者にも十分に行きわたってないといいますし、19日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、遠野なぎこが寝るときに喉を守るためにマスクをつけていると話したように、職業柄マスクが必要な人もいます。秋野も娘を思い、苦渋の決断で高額マスクを購入したのでしょうが、買う人がいて需要があるからこそ転売が後を絶たないわけですから、影響力がある芸能人があえて高額マスクを購入したことを報告すべきではなかったかもしれません。マスクの高額転売を嘆くまでに抑えて、買ったことは公言しなくてもよかったのでは?」(エンタメ誌ライター)
一日も早く普通の値段で手に入る世の中になってほしいという切実な気持ちは、「私は何があろうが断じて高額マスクは買いません」と主張することで表してほしかった。
(田中康)