近年見直されている和食、実は私たちの肌にとってもいい影響があるようなんです。
東京女子医学大学皮膚科学教室の教授である川島眞さん監修「美肌の教科書 『最新皮膚科学』でわかったスキンケア84の正解」(主婦と生活社刊)によれば、和食は理想の美肌食なんだとか。何でも、海外セレブや海外アーティストは専属の日本人シェフを雇っている人がいるくらい、和食は美容と健康を追求する人に世界的に認められているそうです。
和食は、味噌汁にご飯、魚肉、野菜のおかず、漬物など、一度の食事で美肌に欠かせない三大栄養素とビタミン類をほぼ摂ることができるという優れた食事です。食物繊維の多いきのこ類やミネラル豊富な海藻も、おかずやみそ汁の具としてポピュラーであり、味噌や漬物、納豆などの発酵食品は、腸内環境を整えるのにも役立ちますよね。なので、肌の調子が「いまいち……」と思ったら、食事の内容を見直し、和食にシフトしてみるのもよいそうですよ。
また、元ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんは著書「和食の食べ方を知れば、女性はもっと美しくなれる」(学研プラス刊)の中で、日本人女性が老けにくくて肌が美しいことの大きな理由に、大豆食品をよく取ることが挙げられるといっています。
豆腐などに豊富な大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをすることから、肌の保湿に必要なヒアルロン酸を増やしたり、コラーゲンの生成を促したりすることで、若々しい肌を保ってしわを抑えたりする効果があるのだとか。和食の中でも、とくに大豆製品はぜひとも取り入れたいメニューですね。
肌の調子が悪いな…と思ったら、スキンケアに頼る他に、世界的にも認められた美容食“和食”に回帰してみるのもよいのではないでしょうか?