ビジネスパーソンにとって、花粉シーズンには「仕事の効率が下がったりメイクのテンションが下がったりすることがある」と、調査結果から判明しました。
参天製薬が花粉症の20~40代会社員500名を対象に実施した「花粉シーズンのストレス」に関する意識・実態調査によれば、「花粉シーズンの目の症状は仕事の効率を下げる原因になると思いますか?」という問いに対して、98%が「そう思う」と回答。「花粉症の目の症状が原因で仕事の効率が落ちた結果、帰宅時間が遅くなったことがありますか?」の問いには、67%が「ある」と回答し、働き方にまで影響が及んでいることが明らかになりました。
また、仕事にいくときにメイクをしている女性214名に、「花粉シーズンはメイクがボロボロになりやすい(崩れやすい)と感じますか?」と聞いたところ、87%が「当てはまる」と回答。とくに、マスカラ、アイシャドウなどのアイメイクができなくなるという回答が72%もあったそうです。
メイクがうまくいかないのは女性にとっては致命的。アイメイクに命をかけている女性もいる中、花粉シーズンはストレスもたまり、働く女性にとってはかなり厳しい状況のようです。
眼科医で中目黒眼科院長の杉本由佳さんは、目の花粉症対策においてまず重要なのは、「花粉にできるだけ触れないようにすること」といいます。対処法として、サングラスやメガネなどの着用を挙げていて、症状がだいぶ抑えられるそうですよ。
他に、目薬を適切に活用する方法もいいそうで、花粉シーズンに有効な目薬にはいくつかの種類があり、使い分けることも必要なのだとか。花粉シーズンが本格化してからは「人工涙液」タイプの目薬を使用すると、実際の「涙」と同じように付着した花粉を洗い流してくれるそうです。アイメイクのためにも、ぜひ活用してはいかがでしょうか。
目以外では、肌に影響を感じる女性もいるかもしれません。医師の友利新さんの著書「最新版 肌美人になるスキンケアの基本 悩み解消パーフェクトBOOK」(学研プラス刊)によれば、花粉シーズンは肌が敏感になっているので、顔そりをしたり新しい化粧品を使ったりするなど、肌に負担をかけることをしないように勧めています。この時期は、いつもとは異なる“肌をいたわるケア”が必要かもしれません。
Twitter上では、「花粉症と新型コロナウイルスの両方の対策をしなければならないのは大変」などの声も上がっていました。こんな時期だからこそ、適切で確実な対策を行いたいですね。