タレントの小倉智昭が3月13日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、100万枚ものマスクを無償で寄付することを表明したソフトバンクグループの孫正義会長について「少なすぎないですか?」と言及している。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、孫氏は簡易PCR検査の機会を100万人分無償提供すると宣言していたが、医療崩壊を招く可能性を指摘され最終的に撤回すると、12日には「それよりマスクを配った方がいい」という声に「やりましょう。マスク100万枚寄付します。介護施設と開業医へ。調達の為の発注完了。」と返信し、素早い行動力を見せた。
また、国内で品不足に陥っているマスクの現状があることから、その入手ルートを尋ねたフォロワーの投稿に孫氏は「海外の工場に直接発注しました」と説明している。
こうした孫氏の社会貢献について、小倉は「孫さん、100万人の方にPCR検査の機会を無償で提供したいっておっしゃって、それに代わるものとしてマスク100万枚? マスク少なすぎないですか?」とコメント。続けて「金額から言ったらね、10倍くらいあってもいいと思うんですけど。ヒトの金ですけど」と冗談半分に寄付するマスクの増量を要求していた。
「孫氏は東日本大震災の際にもツイッター上で被災者からの“困っていること”を募集するなど、これまでに何度も自身の影響力を利用することで社会貢献活動をしてきました。そんな孫氏が無償で寄付すると発表した100万枚というマスクの枚数に対し、PCR検査の値段と比較して“少なすぎる”などとコメントした小倉には『コメンテーターが茶化してどうするの?』『ゲスなコメントだなぁ。寄付しようという人に対して、“それは少ない”というのはなんとも品がない』『こういうやつがいるから日本では寄付とかチャリティーが当たり前にならない』との非難が殺到。国民が1枚のマスクすら買えない状況の中で、なるべく国内市場に影響を与えないように海外の工場に直接発注した孫氏の配慮は評価されて然るべきでしょう」(週刊誌記者)
寄付額の多寡にケチを付けた小倉の言葉は、「ゲス」と断罪されても致し方ないだろう。
(木村慎吾)