和田アキ子、小池知事の志村さん追悼コメントに苦言も思わぬブーメラン

 歌手の和田アキ子が4月4日放送のラジオ番組「アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)に出演し、新型コロナウイルスの感染で3月29日に他界したお笑いタレントの志村けんさんについて言及した。

 和田は、志村さんが出世を果たした伝説のコント番組「8時だョ!全員集合」への最多出場タレントだったことを明かし、長年にわたる交友関係を振り返ると、突然の別れに関しても「残念ですよね。あまりにも早かった。もうちょっと闘病というか、闘ってほしかった」と神妙に語った。

 また、東京都の小池百合子知事による志村さんへの追悼コメントの中に、新型コロナの恐怖を国民全体に知らせてくれたという意味で“最後の功績も大きい”との言い回しがあった点については、「何を考えてんだ、この人は!ってぐらいの。何なんでしょう」と不満げな様子を見せている。

「和田は小池知事のコメントについて、国民に向けて注意喚起をしたいという思いがあったのだろうとフォローもしましたが、やはりその表現に関しては納得いかない部分があったようです。しかし、その和田自身も志村さんの死について『もうちょっと闘病というか、闘ってほしかった』と語っており、この言い回しには一部から非難の声が上がっています。とりわけ、“回復してほしかった”ではなく、“闘ってほしかった”との表現となった点には『必死に闘病した人にもうちょっと闘って欲しかったはないと思います』『小池さんの“功績”は批判して、自分の“闘ってほしかった”はOKなんですね。志村さんは十分闘ったと思う』との指摘が寄せられました。和田の言葉は、志村さんと関係が深いからこその心の声でしょうが、小池知事の言葉の言い回しを咎めたことで、自身の表現についてもやや厳しく見られてしまったようです」(エンタメ誌ライター)

 4月10日には志村さんの享年と同じ70歳の誕生日を迎える和田。激動の芸能界をタフに生き抜いてきた2人の絶妙な掛け合いが、もう見られないと思うと寂しい限りである。

(木村慎吾)

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